退職

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定年退職を迎える

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日本の企業では特に戦後、長くにわたって年功序列、終身雇用という制度が続き、企業の倒産やリストラなどがない限り一つの会社に勤めて定年退職を迎えるというケースがほとんどでした。定年退職は「美徳」と言われた時代もありました。最近の企業では、成果主義、能力主義を取り入れるところが多くなっています。さらに、バブル経済の崩壊に伴って企業は存続をかけて大幅なリストラや賃金抑止などを進め、能力的に劣る社員を切ることをしました。これによって、定年を間近にしながら首切りにあった人もいます。

成果主義、能力主義の採用によって、会社を中途退職して賃金の高い同業他社に移ったり、自分の持っている才能や技術を使って起業をする人も多くなっており、以前にように一つの企業でけで定年退職を迎えることはひと昔前よりも減っています。しかし、個人経営の会社などを除いてほとんどの企業には、定年があります。定年制度は、55歳で一旦定年して正社員から契約社員になったりするものや58歳、59歳、60歳を定年としている企業がほとんどです。「人生80年時代」を迎えて、国は定年後の再雇用制度を進めており、近頃は定年延長を各企業で採用しており、62歳から65歳までの定年延長を図っています。60歳で定年退職を迎えても、年金の支払い年齢が引き上げられたことから、よほどの蓄えがなければ「定年退職後は自適に過ごす」ということが不可能になってきました。こうしたことを考えると、現役時代に「定年退職後」をしっかりと考えておく必要があるでしょう。

確かに「会社人間」だったことを悔いて、「定年退職後はゆっくりと暮らしたい」とするケースも多いわけですが、生活の糧をどうするかということだけはきちんとしておかなければなりません。それが、豊かな暮らし、豊かな老後につながっていくことは間違いないことです。